求人情報サイトに、ずっと掲載されている企業は離職率が高いのか？

必ずしも悪い企業とは限らないが、調査はしてみる必要あり

求人サイトにずっと掲載されている企業には、

• 離職率が高い企業
• 必要とする人材が中々獲得できない企業

があります。

離職率が高い場合には、労働環境が悪く人材の定着率が低い可能性もありますが、ベンチャー企業や急成長中の企業では離職率が高い場合も多いので、それだけで企業の良し悪しを判断することはできません。

また、人材をなかなか獲得できなくて、求人をずっと求人情報媒体に掲載している企業もあります。

ハローワークでは無料で求人情報を掲載できますし、求人サイトでも転職者を獲得することができた場合だけ、費用を払う仕組みを取り入れていることが増えているので、無料で掲載し続けることができるようになってきています。

そういったことから、人材獲得に苦労しがちな中小企業などは、求人情報を掲載して放置していることがよくあります。

このように、求人サイトなどにずっと掲載されているからということだけで、企業を判別することは難しいです。

しかし、ずっと掲載されている企業の中にも、ブラック企業が潜んでいる可能性はあります。

そういった企業を避けるためには、求人に応募する前に、あらかじめ調査をすることが大事になります。

労働環境が悪い、ブラック企業を見分ける調査方法

ここからは、求人情報サイトなどにずっと掲載されている企業の中から、ブラック企業と呼ばれるサービス残業が多かったり、不法な事をしている企業を避ける方法について解説していきます。

最も有力な情報は人脈による情報

現在では様々なメディアを使って情報を仕入れることができますが、今でも最も有力な情報は人脈を介して手に入れることができます。

企業内部の情報に関しても、インターネット上には玉石混合の情報があふれていて、どれを信用してよいのか分からない場合が多いです。

そういった信用のならない情報に頼るよりも、自らの人脈を使い転職を検討してる企業について聞いてみるとよいでしょう。

それ程広い人脈を本人がもっていなくても、営業職をしている知り合いがいれば営業マンは様々な企業を訪問していることが多いので、情報を持っている可能性が高いです。

ですので、顔が広そうな営業をしている人に、一度話を聞いてみると思わぬ情報を得ることができる可能性があります。

人材紹介会社のアドバイザーに聞いてみる

転職活動で必ず利用しておきたいのが、人材紹介会社です。

人材紹介会社については、

高卒転職者なら人材紹介会社は絶対に利用しよう

で説明しているのでそちらも見て下さい。

人材紹介会社では、キャリアアドバイザーが求人の紹介をしたり、転職活動についての相談に乗ってくれます。

それらのキャリアアドバイザーは、転職者の相談や人事の人との交渉から企業に関する様々な情報を得ています。

特に転職者との相談では、企業内部での不満を相談されることも多いので、内部の人でしか知ることができない情報を得ている可能性があります。

そういった情報について詳細に教えてもらえることはないかもしれませんが、教えずに転職者がそこに転職をして不満を持たれては困るので、良い悪いについての情報は教えてもらえる場合が多いです。

人脈がないという人にとっては、人材紹介会社は企業の情報を得る手段として、かなり有力といえます。

企業を訪問して調査してみる

企業を採用選考前に訪問してみるのもよい方法です。

企業の中に入らなくても、出社や退社時間に訪問してみれば、外に従業員がいるので、そこからさまざまなことを知ることができます。

社員がどういった表情をしているのか、人間関係はどうなっているのか、といったことからでも、社風や景況などがある程度つかめることがあります。

退社時間になっても、なかなか社員が退社してこないようなら、残業が多いということが予想されます。

もし、社員同士の話を聞くことができれば、どういった話をしているのかによって企業内部の状況が分かることがあります。

社員が愚痴ばかりいっている場合は、社内の人間関係に問題がある場合もあります。

情報を得るだけでなく、実際に見たり、聞くことで、企業の内情が予想以上に分かることがあるので、一度試してみてください。

まとめ

最近では、ハローワークに掲載されている求人への調査を国が進めていて、不法なことをしている企業などははじかれてしまうケースが増えてきています。

ですので、ある程度安心してもよいと思いますが、採用選考を突破して内定を得てからでも、少し調べてみるとよいのではないかと思います。