未経験者でも応募できる求人が多い職種とは?
最終更新日:2018年1月12日
転職後に前職とは違う職種で働こうと考えている人は、未経験者という立場になります。
こういった場合、「未経験者歓迎」や「未経験者可」という表記がある求人に応募しなければなりません。
未経験者が応募できる求人の数は、職種によって大きく違うので、ここで紹介していきます。
営業職、販売職が未経験者歓迎求人が最も多い
求人情報サイトを見ていれば気づいた方もいると思いますが、やはり営業職や販売職といった職業の未経験者歓迎率は高いです。
どの求人サイトを使っても、90%以上の営業、販売職求人で未経験者歓迎となっています。
こういった職業は、未経験者から採用したとしても研修を経て、3ヶ月もすれば即戦力して仕事ができるようになります。
また、離職率も比較的高い傾向にあるので、できるだけたくさんの応募者を獲得しなければならないために、応募条件を緩くしているということもあります。
営業や販売職を目指している人は、比較的採用はされやすいと考えてよいでしょう。
しかし、こういった職種はノルマを課されていることも多いので、入社後の努力が必要になることもあります。
そういったことに抵抗があるのでしたら、歩合制など成果で給与額が上下しない、固定給が多い職場を探すとよいです。
歩合制にすると営業職があまりにも強くなりすぎてお客さんのことよりも、自分の成績のためにだけ働くという傾向があります。
こういったことを嫌う経営者も少なからずいて、そういった企業では歩合の割合が非常に少なくなっています。
一般事務は未経験者歓迎が多いが、非正規社員の求人も多い
事務職の中でも経理や人事、総務といった職業では経験者採用も多いのですが、一般事務は未経験者歓迎の求人が多くなっています。
一般事務は、電話や来訪者の対応、資料の作成など簡単な業務が多く、未経験者であっても仕事に慣れるのに時間がかからないからです。
しかし、最近の傾向として、こういった簡単な業務は派遣社員や契約社員など非正規社員に任せられるという傾向も出てきています。
法改正などもあって、企業が非正規社員を利用しやすい環境が整ってきているので、今後ますます一般事務の仕事は非正規社員に振り分けられていくはずです。
今はまだ、一般事務職でも、正社員、未経験者歓迎の求人も見られるので、採用される可能性はあります。
しかし、非正規社員がするものということが一般的になると、職を奪われてしまう可能性もあるので、他の職業に転職できるように経理関係の資格を取ったり、人事や総務といった仕事もできるように努力しておく必要があるでしょう。
SEやプログラマーといった技術職も未経験者歓迎の求人が多い
SEやプログラマーは専門性の高い職業で経験者採用が多いのでは、と考えている人が多いです。
しかし、こういった職業の求人も未経験者採用が非常に多いという現状があります。
職業的には、技術力が必要なのは間違い無いのですが、基礎的な事は研修を通して学べますし、数学や物理といった知識よりも、国語力などの方が重要になるので、文系の人でも学びやすい技術なのです。
IT技術職は、新しい職業でもあるので、以前は労働環境が整っていなくて長時間労働や深夜労働などが多かったので、今でも過酷な仕事として認識されています。
そういった事から、職業としての人気は低く、今現在も人材不足が深刻な状態にあるのです。
しかし、今やIT技術はPCやスマホに限らず、他の電化製品や車などでも必須となって重要性は増すばかりです。
こういった重要性が認識されるようになり、IT技術者を確保するために、労働環境を整える企業が増えてきています。
技術職に興味はあるけど、未経験だからと躊躇している人には最も狙い目の職種といえると思います。
まとめ
ここまで、未経験者でも応募できる求人が多い職種について紹介していきました。
未経験者歓迎の職業は応募しやすいのですが、簡単に採用されるとは考えないようにしたいです。
しっかり企業研究を行い、企業毎に違う履歴書を作成し、想定回答を考えるなど対策は行っておきましょう。