経験者が、未経験者歓迎の求人に応募する意味とは?
最終更新日:2018年6月29日
転職では、前職と同じ職種を希望する人が多いので、そういった人は経験者が歓迎されている求人に応募する場合が多いと思います。
しかし、転職サイトに掲載されている求人には、未経験者歓迎の表記を見かけることもよくあると思います。
こういった未経験者を歓迎している求人に、仕事経験者が応募することにはどういった意味があるのでしょうか?
未経験者歓迎の求人を出す企業には、導入研修や育成環境が整っている場合が多い
未経験者を採用したいと企業が考える場合、企業の中に未経験者でもその仕事ができる環境が整っているということです。
仕事自体が簡単で未経験者でもできるというケースよりは、導入研修や様々な人材育成環境が整っているので、未経験者を採用しても育てることができると考えているケースが多いです。
近頃は、育成システムを外注することで、どの企業でもある程度充実した研修制度を用意していることが多くなっているので、未経験者歓迎の求人が増えています。
経験が浅かったり、未経験職種への転職時に未経験者歓迎求人を利用できる
こういった未経験者歓迎の求人であれば、前職の職歴がまだ短く、即戦力で仕事ができる自信がない人でも応募しやすくなります。
また、前職とは違う職種に転職する場合(業界未経験者という)でも、転職後の育成システムが充実していれば、スムーズに働き始められます。
仕事経験が十分ある人には、あまり関係の無いことのように思うかもしれませんが、企業に育成プランがしっかり設けられている場合、転職後にキャリアを積んでいくことができる可能性が高いということも多いです。
未経験者歓迎の求人であれば、経験者は採用されやすい?
未経験者が歓迎されているということは、採用条件が低いので経験者であれば採用されやすいと考えるのではないでしょうか。
現実問題としては、その通りの場合と、そうとは言えない場合があります。
経験者が有利になるのは、未経験者歓迎と表記はしているものの、即戦力を企業が求めている場合です。
知名度の低い企業の場合、応募者が少なくなってしまうことが多いので、即戦力を希望していても、未経験者歓迎としている場合は多いです。
そのような場合であれば、本音は即戦力を採用したいので、経験者がやはり有利になります。
しかし、経験者には自分のやり方をすでに確立してしまっている人も多く、そういう人の採用を避ける採用担当者もいます。
例えば、一から人材を育てたいけれど、新卒採用では採用できそうにないという場合に、転職サイトで未経験者歓迎としているケースもあります。
そういった場合、経験者は、経験が逆に邪魔になって採用されにくくなる場合があります。
しかし、多くの場合、経験者は未経験者歓迎とされている求人で有利になることが多いので、未経験者歓迎の求人で魅力を感じるものには、どんどん応募していくとよいでしょう。