どれくらいの期間で、高卒の人は仕事を辞めるのか?
最終更新日:2018年1月12日
高卒から就職をして転職活動を行う人は、どれくらいの期間、働いた後に仕事を辞めているのでしょうか?
アンケート結果を参考にしながら、解説していきます。
高卒から就職して3年以内の離職率は、約40%
高校を卒業した人が働き始めて、離職するまでの期間は3年以内が約40%になります。
1年目で19.5%。2年目で11.5%。3年目で8.4%で合計約40%です。
3年目以上の60.8%には、3年目以降も勤務し続けた人、3年目以降に転職した人の両方が含まれています。
3年目以降に転職した人だけのデーターは無いのですが、年を追う毎に退職する人の割合は少なくなっていくので、3年目以降の離職率は3年目以前よりも低くなっている可能性が高いといえるでしょう。
長く勤められている人は、仕事内容や職場環境がその人に合っていたという事。
逆に仕事内容や職場環境が合わない場合は、就職しても早い段階で退職しているという傾向があるようです。
最近は、早期退職者の転職活動も盛んですが、なるべく1年以上出来れば3年近くは働いた方が、転職活動はスムーズに進むことが多いです。
企業規模が小さい程離職率は高い
もう一つ企業規模別の3年以内の離職率も見てみましょう。
予想通りと言えばその通りなのですが、企業規模が小さい企業ほど離職率は高くなっているようです。
企業規模が小さい場合、給料や福利厚生、仕事の為の設備も相対的に良くない事が多いですし、その企業にこだわる必要性をあまり感じない事が理由にあるのかもしれません。
また、大企業に勤めたいと思っていた人が、採用されなかったために中小企業に勤めたというケースもあるはずです。
逆に大規模の企業に勤める事が出来た人は、離職率が非常に低くなっています。
企業規模にこだわらず、仕事から学ぶ事はたくさんあるのは間違い無いのですが、現実はこの様な状況にあるようです。
1年以内の離職は、転職活動で悪い評価をされる可能性が大!
ここまで見てきたように就職をしてから短期で辞める人、特に1年以内に辞める人は非常に多いです。
職場の善し悪しは入社して直ぐに分かることも多いので、そのタイミングで何のためらいもなく辞めてしまうというケースもあると思います。
しかし、1年以内という職歴はやはり転職活動でもマイナス評価になるケースが多いです。
短期間で辞める人の転職活動も確かに盛り上がりを見せてはいるのですが、1年以内とあまりにも短いと仕事への適正を心配する採用担当者は多いからです。
こういった形で退職してしまった人は、悪い評価をされる可能性があるという事を前提に、しっかりフォローをする説明をしておきたいです。
退職理由を面接で聞かれた際に、採用担当者が納得できる内容を事前に準備しておきましょう。
まとめ
当サイト訪問者の人にも短期間で辞職したという方がいると思います。
そういった人は、上記したように面接でしっかりフォローを入れておくことと、転職先についてしっかり調査して短期間で辞めてしまった理由を解消できるようにしましょう。
高卒の人には、何度も転職をしてしまう人がいますが、会社を辞めるのも転職活動も中々辛いものです。
次の企業では長期で働ける様にしっかり準備しておきたいです。