年代別の理想とする働き方とは？

20代の人が理想とする働き方

ここに、厚生労働省が行った20代の人の理想とする働き方についてのアンケート結果があるので、見て下さい。

上位では、有給休暇の取得や残業が少ない事が理想という結果になっています。

29歳未満の若い人は、自由に使える時間を重要視しているようです。

この年代の人は、遊びや趣味などに時間を費やしたいことがたくさんあるので、こういった結果が出たのでしょう。

逆に考えてみれば、有給休暇が十分取れず、残業も多いと感じている若者が多いという事なのかもしれません。

3番目には「転職が可能」というのが理想とあります。

やはり若い内は、様々な仕事を経験したいという思いも強く、転職が出来るように技術やスキルが身につく企業で働きたいという思いがあるのかもしれません。

実際に、転職する人には20代から30代前半が非常に多いので、このアンケート結果にも納得です。

30代の人が理想とする働き方

次は、30代の人の理想とする働き方についてのアンケート結果を見てみましょう。

上位は、20代の人と同じように、有給休暇の取得が容易であったり、残業が少ないというのが理想のようです。

しかし、3位には、子育てとの両立がランクインしてきます。

30代になると子育てをする年代に入ってくるので、仕事と子育ての両立ができるのかが非常に重要になってくるのでしょう。

20代や30代の若い年代の人の理想を見ていると、金銭的な面よりも時間に関しての自由度に関して理想を求めているということが分かります。

40代の人が理想とする働き方

40代になると理想の働き方の結果が変わってきます。

1位は定年までの雇用確保です。

転職などは35歳限界説もある（最近は変わってきているそうですが）ので、40歳になると今いる企業でなんとしても働き続けなければなりません。

そういった事から、雇用確保が何よりも優先されるのだと思います。

2位には、「退職金・年金の充実」が入ります。

40歳に達すると、そろそろ退職が視野に入ってくる時期でもあるので、退職後の生活費である退職金や年金が重要になってくるのでしょう。

3位になって、やっと若者と同じように「有給休暇の取得が容易」という時間に関しての理想が出てきます。

時間に関しての理想も若者と同じようにあるのだと思うのですが、より現実的な今や将来の生活費の確保が年齢を経る毎に重要性が増してくるのかもしれません。

まとめ

転職活動をしている人には、金銭的な理由で転職活動を行っている人が多いという統計結果もあります。

しかし、上でも見てきたように時間に関しての理想を掲げる人は非常に多いです。

転職活動に関しても、金銭的な報酬ばかりに目を向けずに、有給休暇の取得率や残業時間、育児休暇などにも目を向けてみることで、転職後の満足度を上げられる可能性があるかもしれません。