高卒フリーターから正社員を目指すことは、転職活動になるの？

採用選考では、フリーターは就職活動として認識されやすい

フリーターであってもしっかり働いていたのだから、転職活動になると考えることもできますが、採用選考では就職活動と考えられることが多いです。

アルバイトを目指した活動を就職活動とはいわないことや、アルバイトの経歴を正社員レベルとは見なしていない、ということが背景にあるからです。

人事や面接官には、転職活動は正社員であった人が他の企業や職種に移ることだと認識していることが多いです。

しかし、アルバイトの人が正社員を目指すことは、就職活動であると決まっているわけではないので、企業によっては転職ととらえることもあります。

転職求人サイトには、高卒フリーター向けの求人がたくさんある

フリーターの人は新卒者対象の求人サイトが使いにくいので、転職求人サイトを利用するケースは多いです。

そういったことから、フリーターを採用する企業は転職求人サイトにフリーター向けの求人をたくさん掲載しています。

上記したように転職活動とは見なさいと考えている採用担当者は多いにも関わらず、実務では転職求人サイトを使ってフリーターを採用しているのです。

矛盾してしまっているのですが、現場ではこのような、ねじれた状態にあります。

フリーターの人は、このような現場事情から一瞬混乱してしまうのですが、求人を探す際には転職求人サイトを利用するとよいでしょう。

高卒フリーターという経歴はあまり役にたたない

転職求人サイトで「フリーター向け」として募集している求人に応募すれば、フリーター時代の経歴が役に立つことが多いです。

しかし、その他の求人であった場合、なかなかフリーターという経歴は評価されないことが多いということは知っておきましょう。

正社員の人からは、アルバイトと正社員の仕事は違うものだと認識されているので、アルバイトの経験が正社員になって役立つとは考えられていないからです。

「正社員がしているのは仕事で、アルバイトがしているのは作業」といわれることもあるくらいです。

しかし、

• アルバイトでリーダー的な仕事をしていた
• 正社員と同じレベルの仕事をしていた
• 長期間はたらいていた

というような場合はアピール材料として使えます。

アルバイトの経歴からは仕事で身についた技術などよりも、リーダーシップやコミュニケーション能力、根気力など人間力が見られていると考えるとよいでしょう。

まとめ

高卒フリーターという立場から正社員を目指す人は多いにも関わらず、雇用現場では曖昧に扱われています。

迷うことも多いかもしれませんが、転職求人サイトを使って求人を探し、自己アピールなどをする時には人間力の部分を重点的にアピールするとよいでしょう。

高卒フリーターの就職活動方法については、グループサイトである「フリーターから就職ガイド」内の、

• 高卒フリーターが良い企業に正社員就職する方法

で詳しく説明しているので、こちらもぜひチェックしてみてください。