円満退職をする方法
最終更新日:2018年6月29日
当サイト訪問者には既に退職をしている方もいるかもしれませんが、これから退職する人はぜひ円満退職をしてほしいとおもいます。
前職での繋がりが今後の仕事で活かせる可能性もありますし、なんといっても円満退職できれば気持ちがよいものです。
ここでは、円満退職をする方法を紹介していきます。
1. 円満退職をするには、社内と社外への配慮が必要
円満退職をするために最も大事なのは、退職後、関係者に問題が起こらない状態にするということです。
関係者には社内の人たちはもちろん、取引先など外部の人たちも含まれてきます。
社内では、自分の仕事を引き受ける人のために引き継ぎ作業を行い、外部の人へも退職の挨拶や担当者の変更のお知らせをする必要があります。
これらの作業をするのには、少なくとも1ヶ月、長ければ3ヶ月はかかると考えておきましょう。
勢いで退職してしまって引き継ぎ作業を全くしない人もいますが、それでは関係者に多大な迷惑を掛けてしまうので決して円満退職とはいえないでしょう。
早く退職をしたいという人もいるかもしれませんが、そこは我慢をしてきっちり退職のための準備をすすめていきましょう。
2. 退職願いを提出する
退職をするためには、まず退職をするという意思表示を会社にしなければなりません。
ただし、いきなり退職願を提出すると会社側も驚いてしまいます。
そこで、まずは直属の上司に退職の意思があるということを伝えましょう。
この際に、引き留めや説教などをされる可能性があるのですが、そこで迷うようでは退職の意思が十分に固まっていないという証拠です。
直属の上司に退職の意思を伝える前に十分な時間をとり、退職するのがベストな選択なのかどうか、家族とも相談しながら考えておくようにしましょう。
直属の上司に退職の意思を伝えたあとには、退職願を提出する必要があります。
退職願を提出するには、退職をする日からどれ位前にする必要があるのかについて就業規則を見てチェックしておきます。
就業規則の通りに退職願を提出するのではなく、引き継ぎ作業など退職のための手続き期間も考えて退職願を提出するようにしましょう。
退職願は、会社で決められた書類があるのなら、それを使い、特にない場合は、WORDなどを使って、縦書きで退職願と書き、退職理由と挨拶文を書き、所属部署名、名前を記載して捺印しておきます。
退職理由は「一身上の都合」としておくのが慣例となっています。
そして、封筒の表に退職願、裏に所属部署と名前を記載して、退職願をいれて提出する事になります。
3. 引き継ぎの方法
引き継ぎ作業は、文章で仕事の仕方を伝えることが中心になります。
文章には抽象的な内容に留まらず具体的な内容を書き、それを読んだ人がスムーズに仕事を行えるようにしておかなければなりません。
文章を読んだだけでも理解できるようにしておく必要がありますが、多様な仕事があり複雑な場合は口頭の説明をまぜて伝える必要があるでしょう。
しかし、引き継ぐ人にも仕事があるので、引き継ぎの説明に多大な時間を割くことはできません。
口頭での説明もできるだけ簡潔に伝えられるように事前に準備が必要になります。
引き継ぎで重要になるのが取引先との関係です。
取引先との関係では、引き継いだことで関係が悪くなってしまったということがよく起こります。
こういった事が起きないように、相手担当者の人柄や性格、趣味など詳しく伝えておくと引き継ぐ人が対応に困らずに仕事ができるはずです。
そして、取引先に退職の連絡と次の担当者をよろしくお願いしますと伝えておきましょう。
引き継ぎでもっとも重要なのは以前と変わらず仕事がすすむことですので、そこを意識しながら引き継ぎ作業を完結させるようにしましょう。
4. まとめ
ここまで円満退職をする方法についてみてきました。
退職願の作成などについては、形式も決まっているので特に問題はないはずです。
しかし、引き継ぎ作業はそれぞれの仕事内容や量によって大きく違ってきます。
予想以上に時間がかかってしまって、上手く引き継ぎできずに退職日を迎えてしまったとならないように、引き継ぎにかかる時間を想定して退職願を提出するようにしましょう。
続けて、退職日前後には、会社に返却しなければならないものと、受け取るものがあるので「退職日に返却すべきもの、受け取るべきものとは?」で確認してみてください。