中小企業から転職するのは不利?
最終更新日:2018年5月22日
中小企業に勤めている人は、転職活動をはじめると自分のキャリアにはあまり価値が無いのではと考えがちです。
実際の所はどうなのでしょうか?
中小企業のキャリアは大企業に劣らない
中小企業は大企業のように誰でも知っている企業という事は少ないので、採用選考においてははじめからある程度の評価がされている大企業経験者よりは不利に思えるかもしれません。
しかし、大企業に勤めていたからと言って次の職場で仕事が出来るわけでは無いのは、採用担当者は経験上から十分承知しています。
結局の所、どういったキャリアを積んできて、何ができて、どういった実績を残してきたのかといったことが重要になってきます。
大企業経験者の場合、仕事が細分化されていることが多いので、次の職場でも特定の仕事だけを任せられる環境にあるのなら活躍できますが、様々な仕事をしなければならない場合は頼りなく見えることも多いです。
一方で、中小企業経験者は、人材が限られていることから様々な仕事を経験していることが多く、若い内から裁量を大きく与えられて責任のある仕事をしていたなど、転職市場では大きな価値となる経験をしている人も多いのです。
それ以外にも、中小企業という立場の弱い環境において、市場開拓や売り上げアップに貢献してきたような経験は様々な企業で評価されます。
中小企業経験を不利だと考えている人が多いですが、実際はしっかり仕事をしてきたのならば大企業に全く劣らないといえます。
中小企業からの転職者は十分な説明が必要
中小企業経験者が転職活動で不利な部分があるのだとすれば、大企業に比べて知名度が低いので、どういった企業で、どういった仕事をしてきたのかをきっちり伝える必要があるということでしょう。
大企業であれば、採用担当者が、ある程度どういった企業か分かっているということが多いですが、中小企業は知名度が低いだけでなく、採用担当者にとってはなんだかよく分からない企業という不信感を抱いている人もいる場合もあります。
どれだけ人物が優秀だとしても、所属していた企業に不信感があると適切な評価を得られない可能性があります。
ですので、自己紹介と同じように企業紹介、仕事紹介が必要になると考えておくようにしたいです。
企業についてや仕事については、面接前にある程度詳しく知っておいてもらい不信感を拭っておくとよいので、履歴書や職務経歴書でしっかり説明し、採用担当者の不安を消しておきましょう。
まとめ
中小企業出身者には少し不利な部分がありますが、転職活動に大きな影響を与えるほどのものではありません。
中小企業出身者でもこれまで仕事をしっかりしてきたのでしたら、自信を持って転職活動に臨んでほしいと思います。