あなたはベンチャー向き?大企業向き?
最終更新日:2018年1月12日
転職を考える際に、ベンチャーなど新しい企業に転職するのか、ある程度歴史のある大企業に転職するのかで迷う人も多いはずです。
どちらが良いとは一概にいえず、合うか合わないかが重要になります。
ベンチャー向きの人、大企業向きの人とはどのような人のことなのでしょうか?
ベンチャー向きの人は、変化を楽しめる人
ベンチャー企業では、とにかく多くの変化が起こるので、まずは、そういった変化を楽しめる性格をもっているかが大事になります。
ここで、ベンチャー企業が経験する変化の一部を紹介しておきます。
- 起業からまもないと、人材は不足しているので、長時間労働や不規則労働になることがよくあります。
- これだけやっておけば、よいという職域はないので、様々な仕事をしなければなりません。
- 従業員が増えるにつれて、オフィスを移動する必要もあるので、引っ越し作業が頻繁にありますし、新しい職場になじむ必要も出てきます。
- ベンチャーは従業員の離職率も高い傾向にあるので、働く仲間も常に変化しています。
- 売り上げや利益が急増することもありますが、取引相手が少ないので、売り上げの大部分を占める企業との取引がなくなると、一気に経営難になることもあります。
このような目まぐるしい変化がベンチャー企業では起こることが多いので、変化がストレスになる人はさけた方がよいです。
ベンチャーに向く人は、
- トップとの距離が近く自らの考えやアイデアが事業に反映されやすい
- 役職に若い年齢で就ける可能性がある
- 細かいルールに縛られずに自由に働きたい
- 職種を限定されないで様々な事をやってみたい
など、チャレンジ精神旺盛で、自らの能力を早く世の中で試したいという人に向いているといえるでしょう。
また、仕組みを作る段階で未経験者を育てる余裕はないので、すぐに仕事ができる人を採用する場合が多いということは知っておきましょう。
歴史のある大企業に向いているのは、プロフェッショナルを目指す人
大企業は、既に様々なルールがあり、部署毎の仕事も明確に分けられています。
売り上げを発生させる仕組みも既に構築されているので、大きな市場変化が起こらない限り安定した働き方ができます。
逆に考えると、ベンチャー企業のような変化が少なく、自ら進んで垣根を越えることをしないと仕事の幅は狭くなってしまうことが多いです。
大企業に向いている人は
- 大企業には優秀な人が集まっているので、そういった人たちと協力したり、競争できる人
- 職域がある程度限定されるので、その中ではプロフェッショナルといえるレベルを目指せること
- 大きな仕事をする際には、部署を超えて人を巻き込める人
- 人が多いので派閥が発生しやすく、そういった中で上手くやれる能力がある
など、ビックプロジェクトが集まり、大人数で仕事を行うことが多い大企業では、様々な人と協力しながら、自らの能力を最大限発揮して働ける必要があります。
また、人が多いために、政治問題や決定までの時間がかかるなどといった、事業とは関係のない部分での問題が増えてくるので、そういったことにも対応できる人でなければならないでしょう。
まとめ
日本人は安定志向で、今でも大企業を目指す人が多いです。
しかし、優秀な人であればあるほど、大企業よりもベンチャーを目指した方がよいのではないかと思います。
求人を探す際に、ベンチャーや比較的歴史の浅い企業も一度調べてみて下さい。