応募したい企業が、遠方にある場合に考えなければならないこととは?
最終更新日:2018年1月31日
転職活動を行っていると遠方にある求人に興味がわくこともよくあります。
こういった遠方にある企業に応募する際に注意しなければならないことがあるので、ここで解説します。
残業や急な仕事が入ったときに対応できるか?
皆さんもこれまでの仕事で急に残業をしなければならなくなったり、休日出勤が必要になったりすることがあったと思います。
当然ながら、転職後も同じように急に仕事が長引いたり、入ることがあります。
これらの事に対応できるということであれば問題ないのですが、遠方に住んでいる人の場合、電車やバスの時間が制約となってしまい対応できない可能性があります。
採用担当者もこういった事は把握していますので、面接などで遠方に住んでいる人の場合は必ず確認されます。
ここで、対応出来ないと答えれば採用されることはほぼないので、必ず対応可能という事を理由も含めて説明できなければならないのです。
転職活動をしている段階では勢いで対応できるといってしまっても、実際に転職してからはそういった事態が頻繁に起こると対応できず、企業に迷惑をかけてしまう可能性もあります。
現実的に、もし残業が長引いたりした際には近くのビジネスホテルなどで宿泊することが可能か、急な呼び出しでも直ぐに支度をして会社に向かうことができるか、といったことも考えておかなければならないでしょう。
通勤費がネックになって採用されないことがある
通勤費全額支給などとしている求人を最近はよく見かけますが、これらの費用は企業の負担になるのでできるだけ減らしたいのが本音です。
もし、高額の通勤費を支給するという場合であれば、それに見合った仕事をしてくれる人でないといけないということになります。
転職活動においては、もし同じ能力を持った近くに住んでいる人と、遠方に住んでいる人が比べられた場合、間違いなく近くに住んでいる人を採用することになります。
通勤費のことだけでなく、上記した急な対応ができる可能性も近くに住んでいる人の方が高いからです。
つまり、転職者は、高額の通勤費を支払っても雇う価値があると採用担当者に示す必要があります。
大企業であればそれほど通勤費にこだわらない可能性はありますが、中小企業の場合は特にコストにシビアですので、しっかりアピールして採用する価値を認めてもらえるようにしたいです。
もし、通勤費に上限があるという場合には、それ以上の費用がかかると、自ら通勤費を払う必要が出てくるかもしれません。
これらのこともよく考えておかなければならないでしょう。
通勤時間と通勤に必要な体力も考慮する必要がある
通勤時間や体力についても考えておかなければなりません。
遠方にある企業に勤めれば通勤時間が長くなるのは間違いないですし、それに比例して通勤時の疲労も増えてきます。
通勤時間が2時間、3時間となってくると、通勤だけで疲れてしまい、仕事に影響が出てしまうということも十分ありえます。
仕事だけでなく、朝も早く出て、夜も遅く帰るというのが常態化してしまうので、仕事がある日はプライベートの時間を取りにくいという状況になってしまうことでしょう。
これらのことを踏まえた上で勤めたい企業であるのか、それだけの価値があるのか考える必要があるでしょう。
まとめ
通勤時間が長くても問題ないという人も中にはいますが、一般的には通勤距離が長くなればなるほど負担が多くなり幸福度も下がるといわれています。
企業にとっても本人にとっても、住まいと企業との距離は非常に重要なことですので、前もってよく検討しておきたいです。