高卒者の転職活動の仕方
最終更新日:2023年6月22日
高卒の人が、転職活動をする際には、学歴を気にしている人が多いです。
高卒という学歴は、転職活動においても影響を及ぼすものなのでしょうか?
高卒者の、転職活動環境や転職活動の仕方について見ていきましょう。
1. 大卒以上を求める求人は多い
転職活動をはじめて求人サイトを見ると、少なくはない企業の応募要件で「大卒以上」の学歴が求められていることに気づきます。
既に、仕事経験があるのだから学歴よりもこれまでの実績を見て欲しい、というのが高卒の方の本音だと思うのですが、まだまだ学歴で評価する採用活動が残っているのが現状です。
しかし、これらの学歴重視をする企業であっても、本音は仕事のできる人が欲しいと考えていることが多く、高卒の人であっても経験豊富であったり、仕事ができる人の場合、採用選考に参加できる確率はかなり高いです。
ですので、「大卒以上」を求めている企業でも、どうしてもそこで働きたいということでしたら、事前にメールや電話で確認をして採用選考に参加できるか聞いてみるとよいでしょう。
「大卒以上」を求める企業は、年々減少傾向にあるので、採用で重視されるポイントが、『学歴』から『仕事ができるか、できないか』へ移り変わってきているのは間違いないです。
2. 高卒の人が履歴書、面接で気をつけなければならないこと
高卒の人が採用される可能性があるのかについては、求人の応募要件を見たり、メールや電話をすることで確認は済んでいるはずですから、履歴書や面接の段階では、もう『学歴』について気にする必要はありません。
ただ、学歴に関して「高卒で就職するにいたった経緯」については、転職者の採用でも、面接官が気にするところですので、聞かれた際に答えられるように準備しておくとよいでしょう。
そして、他の転職者同様に面接官がもっとも気にするのが、「なぜ前職を辞めたのか?」ということです。
キャリアップなどの前向きな転職理由があったなら、それをきっちり説明すると採用担当者の不安も消えます。
逆に、人間関係などの後ろ向きな理由で転職をする場合は、そのまま伝えてしまうと印象が悪くなってしまいます。
そういった場合には、そのことには触れないでキャリアップなど前向きな理由を話すという方法もあります。(こういったケースが非常に多いです)
あるいは、正直に後ろ向きな理由を話して、そこから前向きに転職するに至った経緯を話すとよい印象を与えることができます。
履歴書や面接などでネガティブなことを伝える場合は、必ずその後に「ポジティブな情報を付け加える」ということを忘れないで下さい。
3. 高卒の人が頑張ることで、次に続く高卒の人の転職への道が開かれる
ここまで見てきたように、転職活動においても徐々に高卒という学歴が不利になることは減ってきています。
しかし、それでもまだ、求人情報の応募要件に『大卒以上』を上げる企業はたくさん残っています。
こういった現状を打破するためには、転職を実現した高卒者が転職先で活躍することが重要です。
高卒の人の評価を上げるのは、高卒の人にしかできないからです。
皆さんも転職ができた際には、ぜひ仕事を頑張って『高卒の価値』を上げていってほしいと思います。
それでは続いて、高卒からの転職活動をより深く理解するために、
で、高卒者の転職環境について見てくことにしましょう。