高卒者が転職活動をする前に考えるべき事
最終更新日:2018年6月29日
在職中に、転職活動をするべきか、しない方がよいのか迷う人は多いです。
迷った挙句に、勢いで会社を辞めてしまったり、決断できないまま、しぶしぶ働き続ける人もいます。
ここでは、転職するか、しないかを決めるために、事前に考えておきたいことについて紹介していきます。
1. 転職の理由についてしっかり理解しておく
転職に踏み切る際に、転職する理由をしっかり理解している人は以外と少ないものです。
特に自分に非がある場合などは、上司や先輩、仕事内容などが悪いのだと思い込んで、退職理由を明確にしないまま転職活動に動き出す人が多いです。
しかし、転職したい理由が明確でなければ、転職で何を実現したいのかが分からず、転職後も同じような状況に陥る可能性があります。
ですので、自分に非がある様な場合であっても、きっちり退職したい理由について把握しておきたいです。
2. まずは、今の会社で改善できないかを考える
転職理由を明確にしたら、まずは今現在働いている会社内で転職をしたいと思った原因を改善したり、変える事ができないか考えてみましょう。
特に若い人の転職理由には、今の職場で少し工夫をするだけで改善できるケースがよく見られるので、再度検討してみる価値があります。
人間関係で悩んでいるのであれば、上司と話す事で改善できたり、職場環境が原因であっても、景気や繁忙期、閑散期など環境の変化によって改善される可能性もあります。
改善の努力をしてからでも転職はできるので、まずは、今の会社で転職を考えた原因を改善する努力をしてみましょう。
3. 転職をする事で状況が改善されるのか再検討しよう
転職をしたい理由が明確になり、今の会社で改善の努力をしたけれど改善が見られないということであれば、ここではじめて転職活動を考える事になります。
しかし、他の企業に転職することで改善される事でなければ、転職活動の努力も意味が無くなります。
そこで、まずはインターネットを利用して、求人情報をチェックして、他社の仕事内容や給与、福利厚生などをチェックしてみましょう。
そして、人材紹介会社に登録して、他社の働き方や社風について聞いてみましょう。
こうやって情報を集めれば、転職をすることで、今抱えている問題を解決できるかどうかが、ある程度分かるはずです。
これらの事は、今働いている会社を辞める前でも行えるので、事前に十分調査をしてみましょう。
4. 転職活動で採用される可能性はあるのか?
十分調査をして、どうやら転職活動をする事で状況は改善されそうだと思っても、転職活動を行い採用されなければ意味がありません。
自分自身に採用されるだけの魅力があるのか、経験してきたことや身につけた技術の棚卸しをして、求人情報に記載されている求める人物像と合致するかをチェックしてみましょう。
未経験者を対象とする求人に応募する以外では、転職活動では、やる気や元気だけで採用されることはありません。
経験者を採用する場合、即戦力採用を考えている企業もあるので、転職後直ぐに働き出せるのかについても考えておかなければいけないでしょう。
5. 失業しても生活できるか?
転職活動を決意し、在職したまま転職活動をする場合、生活面の費用で困ることは無いでしょう。
しかし、退職してから転職活動をする場合には、失業給付金が支払われている間に転職活動を行わなければなりません。
また、自己都合で退職した場合には、3ヶ月間の待機期間もあり、その間は失業給付金が貰えません。
転職活動にも費用がかかるので、ある程度の貯金を用意してから転職活動をはじめるのがベストでしょう。
6. まとめ
ここまで転職活動を行う前に考えるべき事を紹介しました。
これだけ準備をしても、満足のいく転職ができるとは限りませんが、勢いで転職してしまうよりは、はるかに良い転職が実現できるのではないかと思います。
転職を本当にすべきか、転職が可能なのか、再度検討してみてください。