高卒転職者の履歴書の書き方

最終更新日:2023年5月26日

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転職活動をはじめて、求人に応募が済んだら履歴書を作成しましょう。

前職の就職活動の際に履歴書を書いた人がほとんどだとは思いますが、転職活動に必要な項目もありますので、もう一度書き方の確認をしてみてください。

1. 履歴書を書く前に

履歴書には種類がたくさんありますが、転職者は、前職で得た技術や経験をアピールできるスペース(自己PR欄など)が広く用意されているものを選ぶとよいでしょう。

最も一般的な履歴書は、コンビニなどに置かれていることも多いので確認してみてください。

履歴書の記入の際には、万年筆などを使うのではなく、ほとんどの人がボールペンを使って記入しています。

どの文字も丁寧に記入し、もしミスなどがあっても修正液で訂正するのではなく、もう一度書き直しをするようにしたいです。

前もって記入内容を別の用紙に書いておき、それを写すようにすればミスも少なくすることができます。

2. 履歴書の左側を書き進めていきましょう

履歴書の左側の記入例

(1)提出年月日

提出年月日は、履歴書を全て完成させて、送る前に記入しようと考えてしまう人もいるかもしれませんが、忘れてしまうことが多いので、あらかじめ記入しておくと良いでしょう。

1日か2日くらいであれば、多少ずれていても問題にはなりません。

ただし、記入日と間違わないように気をつけましょう。

(2)氏名欄

氏名を覚えてもらえるように綺麗に記入しましょう。

慣れているからといって、つなげ字で書いてしまわないように1字1字丁寧に記入します。

ふりがなも、名前を間違いなく覚えてもらうために重要ですので、記入することを忘れないようにしましょう。

(3)写真

応募者の顔を面接官がはじめて知る機会になるのが履歴書に貼る写真です。

第一印象になる可能性もあるので、3ヶ月以内に撮った、よい写真を用意してしっかり貼り付けておきましょう。

転職活動用の写真はスピード写真などを利用せずに、きっちり設備の整った写真屋さんで撮ってもらうようにしましょう。

スピード写真でもそれ程違わないと思うかもしれませんが、何枚も履歴書をチェックしている人が見ると、すぐに分かってしまうものです。

写真屋さんでは、見栄えをよくする方法などアドバイスもしてくれることが多いので、利用する価値は高いです。

写真を撮影する際には、スーツを着用し、ネクタイも曲がらないように注意しておきましょう。

注意

写真の裏には、名前を記入して貼り付けるようにしておきましょう。

(4)住所・電話番号

都道府県から略さず、記載しましょう。

マンションなどに住んでいる場合は、マンション名、または、ビル名と部屋番号まで記載します。

電話番号は、携帯の番号と自宅の番号両方を記載しておきましょう。

(5)連絡先

上で記載した住所と連絡先が同じ場合は、「同上」としておけばよいです。

一人暮らしをしていて、自宅の電話番号がなく、携帯につながらない場合に備える場合には、実家の電話番号を書いておくのもよいです。

企業から電話があった際には、伝えてもらうようにしておくとよいでしょう。

(6)学歴

学校名は、都立や府立、県立といった部分から略さずに記入するようにします。

転職活動を行う場合には、最終学歴から記入するケースも多いです。

しかし、きっちり記入しておきたい場合には、小学校、中学校は卒業年度を、高校以上は入学、卒業年度両方を記入しておきましょう。

高校は、高等学校と書くのも間違えないようにしましょう。

〜年3月 △△立○○○小学校卒業
〜年3月 △△立○○○中学校卒業
〜年4月 △△立○○○高等学校普通科入学
〜年3月 △△立○○○高等学校普通科卒業

仕事に関係する学科を学生時代に選んでいたのなら、それらも記入しておくことでアピールになる可能性があります。

逆にまったく学生時代の専攻とは違う仕事を選んだ場合には、その事について質問されることがあるので、事前に答えを準備しておくようにしましょう。

(7)職務履歴

転職活動で、はじめて記入することになる人も多いでしょう。

ここには、前職の入社日と退職しているのであれば退職日を記入しておきます。

退職理由は自己都合による場合は、「一身上の都合」会社都合の場合は「会社が倒産のため」など理由を明記しておきます。

株式会社は略さずに記入しておきましょう。

アルバイト経験があり、それが転職後の仕事にも活かせるということであれば、記入しておくのもよいかもしれません。

配属部署や職務内容については、職務経歴書で詳しく記入するとは思いますが、履歴書でも分かるように少しだけ説明を加えておくとよいでしょう。

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(8)以上

職歴を書いた後に、1行空けて「以上」と記入したら、履歴書の左側が完成です。

3. 履歴書の右側を書き進めていきましょう

履歴書の右側の記入例

(9)資格や免許

資格や免許について就職活動時には何でも書いておけばよかったのですが、転職活動時にはさすがに趣味的な資格などは記入しない方が印象はよくなるでしょう。

仕事に活かすことができる資格や免許のみを選んで記入するようにしましょう。

もし、転職活動時点で、勉強中の資格などがあるのでしたら、その事についても記入しておくことでアピールになります。

注意

普通自動車免許を必須としている仕事は多いので、忘れずに記入しておきましょう。

(10)性格・長所・短所

転職活動では、それ程重視されない傾向にありますが、履歴書によっては性格や、自分の長所短所を記載する欄が用意されていることがあります。

こういった欄においても、仕事で活かすことができるということをアピールするために、性格や長所を上げるようにすると、評価を上げることができるはずです。

短所については、必要がなければ取り上げる必要がないですが、もし記載する場合でも、評価に影響がないレベルの短所にとどめておくようにしたいです。

(11)特技、趣味

特技や趣味などについては、スポーツ系、文化系どちらであっても1つか2つほど書いておけばよいでしょう。

話題の一つとして取り上げてもらえたり、同じ趣味を持っている人であれば共感してもらえる可能性が高くなります。

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(12)志望動機

注目されている記入欄ですので、ここでしっかり志望度の高さをつたえる必要があります。

志望動機を記入する前には、前職の棚卸しと、自己分析、企業研究は入念に行うようにしましょう。

前職と関連づけながら志望動機を伝えたり、自己分析による性格的な特徴と職種との関連性をアピールするなどの方法を取るとよいでしょう。

また、転職者には即戦力であったり、なるべく早く活躍してくれることが期待されているので、どういった点について貢献できるのかについても踏み込んで記入しておくと良いでしょう。

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希望勤務条件

希望条件はあまり記入しないケースが多いです。

「特になし」としたり、「貴社の規定に準ずる」と記入しておくとよいでしょう。

もし、どうしても譲れない条件があるということでしたら、記入しておいても良いですが、特に問題が無いのであれば面接で確認した方がよいかもしれません。

履歴書の条件欄は、他の応募者の履歴書と比べてチェックされることが多いので、そこに無理な条件があると採用を敬遠される可能性が高くなってしまいます。

押印

最後に全て記入した内容を確認してから、名前の横の(印)のしるしがあるところに押印しておきましょう。

最近では、履歴書の印に関して特に問わないケースが多いので、身近にある印鑑を押しておくと良いでしょう。

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