10代の高卒転職者は、転職で不利になる?
最終更新日:2017年7月24日
高卒で就職した場合、10代で転職活動を行う人もいます。
こういった非常に若い年齢で転職する人は、転職市場において不利なのでしょうか?
年齢の若さは、転職市場では有利に働く
若すぎる年齢で転職することに対して、多くの人が大丈夫だろうかと不安を持っているようです。
しかし、年齢が若いということは、それ以降の伸びしろも大きいということですから、企業側もこれからの教育次第でよい人材に育てることができるはずと考え採用する場合が多いです。
実は転職市場で苦労することになる人の多くが、40前後以降の人たちなのです。
若い人から見ると40歳にもなれば、様々な技術や知識、経験があるので、転職活動で有利になるのではと思うかもしれません。
確かに、人並み以上の技術や知識、経験があると採用において有利になることはあります。
しかし、実際には、これくらいの年齢の人材を扱いにくいと感じる企業が多く、採用に及ばないというケースが多いのです。
転職市場において最も有利なのは20代後半くらいなので、結構若い年齢の人が転職市場で求められているということが分かるかと思います。
10代の人は、20代後半の人たちよりもさらに若い人たちなのですが、上記したように若ければ若いほど将来の伸びしろに期待できるので、若さで不利になるとは考えないようにしたいです。
10代の高卒転職者はフリーターにならいように注意が必要
10代の若い人が転職活動を行う場合には、フリーターになってしまわないように注意しましょう。
10代であれば、学生時代の友人もまだ大学生であったり、フリーターをしている人が多いかと思います。
こういった人たちが周りにたくさんいるので、自分もフリーターになろうと思ってしまう人がたくさんいるのです。
しかし、一度フリーターになると、フリーターの仕事は単純作業が多く、技術や知識が身についていくことがないので、後々正社員へ転職活動をする場合に困ることになります。
何年もフリーターをしていると年齢も高くなってくるので、上記したように若い人が有利な転職市場においても不利になってしまいます。
高卒で一度正社員就職をしているのであれば、しっかり次も正社員に転職することをお勧めします。
もし、友人がフリーターは楽でいいよという話をしていたとしても、そちらに流されることがないように注意したいです。
10代高卒の転職活動では、人材紹介会社は必ず利用しよう
高卒で就職した人の多くが、高校の就職課や進路指導室を利用して就職していたと思います。
進路指導の先生のアドバイスをもらいながら、どういった求人があるのか、どういった職が向いているのかを判断したのではないでしょうか。
こういった就職活動を行った人は、転職活動を一人で行うと、どのように転職活動を行えばよいのか迷うことになるはずです。
一人で転職活動を行う場合、どういった職業、求人を選べばよいのか、転職活動はどのように行えばよいのか、といったことを本や当サイトのような情報を使って自分で勉強しなければなりません。
転職活動では職務経歴書も必要になるので、その書き方についても自分で調べなければならず、どのように書くと評価されるのかといった点で迷うことになるはずです。
こういったことで迷いが生まれると、面倒くさくなって転職するのではなく、楽だからという理由からフリーターになってしまう人もいるので注意が必要なのです。
高卒で10代で転職活動をすることになった人は、人材紹介会社など転職活動についてアドバイスをしてくれるサービスを利用するようにしたほうがよいでしょう。
人材紹介会社を利用すれば、履歴書や職務経歴書の書き方や面接対策も行ってくれるので、迷うことが少なくてすみます。
また、アドバイザーはこれまでに様々な人に求人を紹介しているので、自分だけで求人情報を探すよりもよい企業が見つかる可能性が高くなります。
こういったことから、高卒の10代転職者は、人材紹介会社を必ず利用しなければならないと考えておくとよいでしょう。
若くして転職をすることになった理由は面接で聞かれる
若い年齢で転職することになった場合、必ず質問されることがあります。
それは、
- どうして、短期間で退職することになったのか?
ということです。
聞かれて困る質問と思う人もいるかもしれませんが、企業側にしてみれば絶対に確認が必要なことですので、間違いなく質問されるはずです。
もし、正当な理由があり早期退職してしまったのでしたら、それをそのまま伝えるだけでよいでしょう。
しかし、マイナス評価になりそうな理由で退職した場合は、答える内容について工夫が必要になるかもしれません。
今の段階で完璧に答えられるようになるのは難しいかもしれませんが、今からある程度の答えは考えておくとよいでしょう。
まとめ
基本的に就職活動や転職活動では年齢が若いと有利な傾向にあります。
高卒転職者は、就職活動を進路指導者と一緒に行っていた人が多いので、一人で転職活動をするのが難しいかもしれません。
そういった場合には、人材紹介会社を利用してアドバイザーを最大限に利用してみましょう。
フリーターへの誘惑もあるかもしれませんが、フリーターから正社員への転職活動は難しいことが多いので、正社員として転職することにはこだわり続けましょう。