転職で人気のある職種を目指す場合に、注意すべきこと

職種は同じでも、仕事内容は求人によって結構違う

人気がある職種の求人であれば、仕事内容をよくチェックしないまま応募してしまう人が多いです。

内定が中々でない状態が続くと、希望している職種というだけで、企業名すらあまり認識しないまま、応募ボタンを押してしまう人までいます。

しかし、同じ職種であったとしても、企業や業界などによって、行っている仕事内容は結構違うことが多いです。

ですので、仕事内容をしっかり確認することは絶対に欠かすことはできません。

また、企業側から見ると、人気がある職種は、求人への応募者が集まりやすい職種ということになります。

ですので、求人を出そうと思っている仕事内容が、人気のある職種には少し当てはまらない場合でも、無理に人気のある職種であるという形にして、求人を掲載している場合があります。

人気のある職種の一つに事務職がありますが、純粋な事務職ではなく、少し外出して取引先を回ることがある、というような仕事内容であっても、事務の求人として掲載しているのを見かけることはよくあります。

事務職を希望している人には、オフィスの中だけで仕事が完結することを望んでいる人が多いですが、上のような仕事も事務の求人として掲載されているので注意が必要です。

このように、同じ職種であるとはいっても、仕事内容は結構違うことが多いです。

イメージとは180度違う人気職種も多い

人気のある職種には、イメージが華やかな職種が多いです。

美容関連やTVなどメディア関連、アパレル関連、など。

こういった職種に就くことができれば、周りからは「凄いね！」と一目置かれることもあります。

しかし、イメージとは違い、仕事内容は重労働が多かったり、労働時間が長かったり、従業員同士の競争が熾烈だったり、することも多いです。

また、人気のある職種というのは、それだけ就きたい人が多い職種でもあるので、人が集まりやすい分、給料が低くなりがちということも覚えておかなければなりません。

憧れの職種であれば、給料が安くても問題ないと考えて就職している人もいるので、そういった人たちにも負けない、やる気や情熱が必要になってくるでしょう。

以前に比べると、「華やかな業界は、仕事が厳しい業界でもある」ということが認識されるようになってきて、安易に転職する人は少なくなったと思います。

しかし、こういった認識を持った上で、覚悟はあると転職してみても、実際に働きだすとやっぱり無理だと再度転職する人もいます。

ですので、人気がある華やかな仕事に転職する場合には、求人情報の仕事内容をチェックするだけでなく、その業界や職種について詳しく書かれた本や、その職種で働ている人が書いた本を読んでみたり、実際に働いている人に話を聞くなどして、どういった仕事なのかよく把握しておきたいです。

「長く働ける仕事であるか」という視点は忘れないように

転職活動でも、職種重視で仕事を探すのもよいですが、転職者は「長く働ける仕事であるか」という点は忘れずに確認しておかなければならないです。

当サイト訪問者は高卒という若い年齢で就職した人が多いですが、今現在、転職活動をしている段階の年齢は20代後半の人が多いです。

こういった年齢に入っている人は、次の職種で働いている間に30代に入ることになると思います。

30代に入っても転職をする人はたくさんいますが、実際問題としては、転職が難しくなってくる面が出てきます。

ですので、次の仕事は、「できるだけ長く働ける」ことを重視したほうがよいかもしれません。

しかし、そうはいっても人気のある職種に転職したいと考える人もいるでしょう。

人気職種にも長く働ける仕事はありますが、もし合わなかった場合に再度転職活動をする際には、厳しくなる可能性がある、ということを覚悟した上で応募するようにしましょう。