未経験者歓迎求人に応募する際に注意すべきこと

誰でも応募できる未経験者歓迎求人ばかりではない

未経験者歓迎の求人を見つけると、誰でも応募できるのだと思ってしまう人が多いはずです。

しかし、同じ未経験者歓迎の求人であっても、応募できる人と応募できない人がいる求人であるケースが多いので注意が必要です。

多くの場合、求人情報の詳細な応募条件でどういった人が応募できるのかが説明されているので、そこをチェックすると誰が応募できるのかが分かるはずです。

未経験者歓迎求人には、業界未経験者、職種未経験者、仕事未経験者を対象としたものに大きく分類することができます。

• 業界未経験者歓迎求人は、前職でも同じ職種で仕事をしていた人で、業界が違う企業に応募する人を対象としています。
• 職種未経験者歓迎求人は、前職の業界や職種は違っても、何らかの就業経験（正社員）がある人を対象としています。
• 仕事未経験者歓迎求人は、正社員としての就業経験がない、学校を卒業後間もない人やフリーターなどをしていた人を対象としています。

一見すると、仕事未経験者歓迎求人はだれでも応募できるように思うかもしれませんが、こういった求人では若い人を求めていたり、経験が豊富すぎる人は採用しないという方針を持っている場合もあります。

どういった人が採用されるのかをよく調べてから応募しないと、無駄な応募をしてしまう可能性があるので、事前に応募条件をよくチェックしておくようにしたいです。

もし、応募してよいのかよくわからない場合には、電話で確認することで応募可能か、採用される見込みがあるのかを知ることができます。

営業職の未経験者歓迎求人には注意が必要

営業職の求人には未経験者歓迎と表記しているものが非常に多いです。

営業職であれば、未経験者を採用しても短い期間研修をするだけで、ある程度仕事ができるようになるからです。

しかし、こういった特徴があるために、営業職を未経験者歓迎求人で大量に採用し続けている企業がすくなからずあります。

こういった企業の中には、ブラック企業まではいかなくても悪条件のなかで仕事をさせているために、早期離職者が続出しているというケースもあります。

このような企業を避けるためにも、求人情報の「応募条件」や「対象となる方」の項目をよくチェックする必要があります。

誰でもよいから採用したい企業の応募条件は非常にシンプルな記載になっていることが多いです。

• 学歴不問・年齢不問・未経験者歓迎・要普通自動車免許

この程度の応募条件になっている場合は、誰でもよいから人材を集めたいと考えていると思って間違いないでしょう。

こういった求人が必ずしも悪条件で働かせている企業ではないのですが、少し注意した方がよいです。

逆に長期的に働いていほしかったり、従業員同士の関係性を重視している企業の応募条件には、未経験者を対象としていても詳細な説明が書かれていることが多いです。

• 長期的に活躍したい方
• 長くじっくり腰を据えたい方
• チームワークを大事にする方

こういった長期的に働けることを表記している企業ならば比較的安心できるでしょう。

求人情報だけで見分けるのは難しいのですが、営業職や販売職など未経験者を大量に採用している求人に応募する際にはどういった職場であるのか事前の調査をおこなうようにしたいです。

未経験者歓迎の求人は基本的に若者有利、年齢が高い人は不利

未経験者歓迎求人を掲載する企業は、人材の将来性を期待して採用していることが多いです。

採用選考はポテンシャル重視採用になりがちで、若者の方が年齢が高い人よりも有利になりやすいです。

年齢でいうと、３５歳まで位の人であれば未経験者採用でも問題なくて採用されるのですが、それ以上になると年齢だけで判断されると不利になる可能性があると考えておきたいです。

しかし、年齢が高いからといって必ずしも未経験者採用において不利になるわけではありません。

成長意欲が強かったり、若い人と一緒に働くことに抵抗がなかったり、異業種や異職種に応募する場合でも前職の経験が活かせるというような人であれば、年齢の不利を補うことができるはずです。

年齢が３５歳前後以上の人で未経験者歓迎の求人に応募する場合は、若者に負けない成長意欲や柔軟性、これまで築き上げた技術や経験を前職とは違う仕事でどのように活かすことができるのか、についてアピールするようにしたいです。

まとめ

未経験者歓迎にはいくつか種類があるので、自分が応募できるのか採用される可能性があるのかよく確認するようにしましょう。

営業職や販売職など未経験者を大量に採用する職種では、労働条件が良くない企業も含まれている場合があるので事前の調査を行いましょう。

未経験者歓迎求人は基本的に若者有利ですので、年齢が高い人はアピールの仕方を工夫するようにしましょう。