転職活動をする際に、家族で相談しておくべき事とは?

最終更新日:2018年5月22日

転職活動をする際に、家族で相談しておくべき事とは?のアイキャッチ画像転職活動を行う人数がもっとも多い世代は、20代後半から30代前半です。

こういった世代では、すでに所帯を持っている人も多いのですが、転職の際にはどういったことを家族に相談すればよいのでしょうか?

ここでは、家族と転職活動について相談する際に気をつけておくべきことについて解説していきます。

いつ家族と転職活動について相談をするのか?

転職活動に関しては、なるべく前職を辞職するかを考えだした時点で、一度家族で相談しておくことをお勧めします。

高卒者が転職活動をする前に考えるべき事」でも解説したのですが、退職をする前の段階でも転職がもっとも良い選択なのかを考えなければなりません。

そういった際に、一人で考えていると思いつめてしまい、勢いだけで辞めてしまうということもあるので、一度家族に話して客観的に転職しなければならない理由を聞いてもらうとよいでしょう。

この段階で思わぬアドバイスを家族からもらうことができて、思いとどまった人もたくさんいますので、退職を考えた時点で家族に相談してみましょう。

こういった相談を経て転職をすることが決まった後にも、確認しておかなければならないことがあるので、以下で説明していこうと思います。

転職活動はじめる際に家族と相談すべき内容とは?

転職活動をはじめるに際して、家族で相談をしなければならないことは主に

  • 金銭的な問題
  • 子供の問題
  • 親の介護の問題

などです。

一つ一つ詳しく見ていきます。

金銭的な問題

転職の際には、転職資金や転職後の給料の変化などから金銭的な問題がよくおこります。

旦那さんが前職で雇用保険に入っていれば失業手当がもらえるので、失業手当が出ている間に転職活動を終えれば特に問題はないかもしれません。

しかし、雇用保険に加入できなかった場合などは、転職活動が長引けば長引く程金銭的な負担は大きくなるので、転職活動資金に関しては家族で都度相談しておくべきことでしょう。

転職活動資金の負担から転職活動自体を妥協してしまうことはおすすめできないので、困った際に親に借りることができるかどうかも確認しておくのもよいかもしれません。

転職後の給与に関しては、上がる場合もありますが、下がる場合もあります。

一般的な傾向としては20代後半から30代前半での転職は年収が上がる割合が高く、6割~7割の人が年収アップを実現しています。

しかし、3割前後の人は年収が下がることになるので、その後の生活面での金銭問題がおきる可能性もあります。

金銭問題で起こりやすいのは、住宅ローンや教育ローンの負担が重くなるといったケースです。

こういった問題に直面した場合には、ローンプランの変更や借り換えなどをしなければならない可能性もあります。

面接の段階で大体の給与額は分かると思うので、その金額で問題ないかどうかは家族で相談しておくべきでしょう。

子供の問題

転職活動に必死になりすぎて、ついつい忘れがちになってしまうのが、子供の問題です。

親の転職は子供にとって大きな不安材料ですので、親がイライラしていると子供も精神的に負担になってしまうこともあるので、その点にも注意が必要です。

そして、子供にとって親の転職が最も大きな負担になるのは、転職することで引っ越しが必要になるようなケースです。

子供が幼稚園や小学校に入りたて、といった年齢であればまだ適応力が高いので問題は起きにくいかもしれません。(こういった年齢でも子供によっては大きな負担になることもあります)

しかし、小学校も高学年に入っていたり、思春期に入るような年齢になると、なじんだ学校から転校することは大きな負担となってしまいます。

また、受験が控えているような時期に転校が必要になってしまうと、受験勉強にも大きな影響を与える可能性もあります。

そういったケースでは、転職する本人だけが単身赴任をして、子供と奥さんはもとの場所で生活をするという選択をする人もいます。

このあたりは非常にデリケートな問題ですので、親と子供で慎重に相談して、どのような選択がもっともよいのか考えるようにしたいです。

親の介護の問題

当サイトを訪問している人には20代、30代の人が多いので、まだ介護に直面している人は少ないかもしれません。

しかし、少ないながらも今の段階でも介護をしている人がいるでしょうし、これから数年以内に介護をすることになる人も多いことでしょう。

そういった際に、転職が重なると、親の介護と転職後の仕事でバランスをとる必要が出てきます。

仕事選びに際しても、なるべく自宅から近い企業、残業が少ない企業、介護休暇取得率が高い企業を探したりする必要があるでしょう。

また、老人ホームや介護施設に入ってもらう場合には、親の年金だけでは足りない場合は、子供が負担するのかといったことも考えなければならないので金銭問題ともかかわってくることになります。

今の段階では、親元から離れて夫婦と子供だけで生活をしていても、今後数年以内介護が必要になる可能性を考えるのならば、親の実家の近くで働ける企業を探すというのも選択肢になります。(逆に親をよぶことができるかどうかも検討してもよい)

このように、今現在介護が関係していない人にとっても、今後数年以内に関わる可能性が非常に高いことですので、転職の際にどのような選択をするのがよいのか考えておく必要があるでしょう。

まとめ

転職活動だけでも手一杯なのに、金銭問題、子供の問題、親の介護の問題など考えなければならないことはたくさんあります。

それらをすべてバランスよく転職活動を行うというのは無理だと思いますが、無視して転職を行うと後々もっと大きな負担がやってくるかもしれません。

できるだけの範囲でもよいので、家族で話し合って、もし家族内で解決するのが難しいと思ったら、専門家や専門機関にも相談してみるとよいでしょう。

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