BtoB企業とBtoC企業間の転職を考えてみよう
最終更新日:2017年7月24日
転職活動を機に働く環境を変えたいと考える人は多いです。
そういった場合に転職者は、異業種、異職種への転職を考えがちです。
そこにもう一つ企業のお客さんについての視点を加えると、新たな可能性が見えてくるかもしれません。
BtoB企業、BtoC企業
企業には、商品を売ったり、サービスを提供するお客さんが、企業である場合と、一般消費者である場合の二つの種類があります。
企業相手の商売をしているのが、BtoB(business to business)、一般消費者を対象とした方が、BtoC(business to customer)といわれます。
企業内に1日中いる事務職であれば、企業の顧客について気にする必要は無いのですが、多くの職種でお客さんとの交渉や取引の時間が仕事の大部分を占めることになります。
そういった職種で働いていたという事でしたら、対象顧客が違う企業に転職することで働き方が大きく変化します。
BtoB企業、BtoC企業の特徴
企業相手の仕事では、一度お客さんになってもらえると長期的な関係になるケースが多いです。
企業間の取引では金額だけで無く、納期はきっちり守れるのか、商品品質は良いか、緊急時に対応してもらえるかといった多くの事を考慮しなければならないので、一度信頼を得ると他の企業に変更するという事が起きにくいのです。
何よりも信頼関係が重要なのですが、一旦信頼関係を築くことが出来れば安定した働き方ができます。
しかし、企業間取引はあまり表だって行う事では無いので、裏方的な側面があり、目立った企業はあまり多くはありません。
企業の知名度を強く意識する新卒者にはBtoB企業はあまり人気が無いので、転職活動ではじめて候補として考える人も多いです。
一方で、一般消費者相手の仕事は、その場限りの取引であるケースも多く、いかに多くの人に利用してもらえるかが重要になってきます。
そういった企業は不特定多数の人に商品や企業を認知して貰う為に、広告を大々的に打っている場合も多いので知名度の高い人気企業が多いです。
就職や転職を希望する人も非常に多いのがBtoC企業の特徴で、採用選考の競争倍率は高くなりがちです。
BtoB企業、BtoC企業間での転職
企業間取引の場合、担当者間の取引が繰り返されるので、安心して交渉することが出来るのですが、ある意味では単調な仕事になる可能性があります。
こういった働き方を安定していて良いという考え方も出来るのですが、つまらなさを感じる事もあるかもしれません。
また中々本音で話すことが難しいので、本心では相手担当者はどの様に考えているのだろうと疑心暗鬼になってしまう事もあります。
こういった人が一般消費者対象の企業に転職した場合、一般消費者は率直にものを言ってくれる事が多いので、批判を受ける事もあるのですが、逆に感謝やお礼もダイレクトに届くのでやりがいを感じるケースも多いです。
逆に一般消費者を対象とした仕事をしていて、次々に変化するお客さんとの交渉や批判につかれたという人は、企業相手の仕事に変更すれば良いかもしれません。
どちらも一長一短あるのですが、自分の性格を考えて選ぶのが良さそうです。
まとめ
当サイトを訪問した人の中にも、BtoC企業に勤めていた人が多いと思います。
BtoB企業について詳しく知らなかった、という人がほとんどではないでしょうか。
BtoB企業には、どういった企業があるのか調べてみると、思わぬ企業が見つかると思いますよ。