高卒転職者が応募できる求人はどれくらいあるのか?
最終更新日:2017年7月24日
高卒の人が転職活動を行う場合、応募できる求人が少なくて困るのではないかと考えている人は多いです。
そこで、実際どれくらいの求人に、高卒の人が応募できるのかを調査してみました。
以下にその結果を掲載していきます。
高卒の人が応募可能な求人
某求人サイト内の求人で、高卒の人が応募可能な求人数を、職業別に掲載しています。
- 営業職 20社中15社
- 販売職 20社中17社
- 一般事務 20社中19社
- システム開発職 20社中17社
- 電気・電子・機械技術者 20社中15社
- 運輸、配送、倉庫関連職 20社中19社
- 塾講師 20社中3社
- クリエイティブ職 20社中19社
- 経営コンサルタント 10社中6社
以前までは、応募条件に大卒以上を設ける求人が多かったのですが、今では非常に多くの求人に高卒の人が応募できます。
学歴よりも仕事での実績や経験などが重視される傾向が広がってきているといえそうです。
職業別、求人の応募条件の学歴
営業職
営業職の求人は高卒でも応募できる割合が高いと考えられています。
しかし、大企業が転職求人サイトを利用して営業職を募集しているケースが多いため、大卒以上の条件を設けている求人もあります。
とはいっても、20社中15社で高卒の人が応募できるので、大企業や有名企業にこだわらなければ応募しやすい職業といえるでしょう。
販売職
販売職でも営業職と同じように大企業が募集しているケースもありますが、販売職の大企業は高卒の人も積極的に採用しているケースが多いです。
離職率が比較的高い職種でもあるので、応募条件を低くしているケースが多いです。
一般事務
事務職は人気の職種ですが、簡単な業務が多い一般事務職は高卒の人も応募できる求人がたくさんあります。
しかし、経理などの事務職になると、大卒以上の求人募集が増え、資格や実務経験も高いものが要求されるようになります。
システム開発職
プログラマやSEなどのシステム開発職でも、高卒の人が応募できる求人がたくさんあります。
未経験者を歓迎している求人も多いことから、技術職の中では応募条件が低い職種といえそうです。
電気・電子・機械技術者
20社中15社とほかの職種に比べると、応募できる求人が少ないです。
数学や物理など高度な知識が必要とされるケースなどに、大卒に限定して募集していることが多いです。
運輸、配送、倉庫関連職
20社中19社に高卒の人が応募できるので、ほぼ全ての求人に応募可能です。
肉体労働系の仕事では学歴を問わない求人が多いです。
塾講師
高卒の人が応募できるのは、20社中3社のみです。
講師の学歴は塾のブランドや信用にもつながってくるので、大卒以上の求人が多いです。
クリエイティブ職
デザイナーなどの求人も学歴を問わない求人が多いです。
しかし、これまでの仕事内容や実績、作品などが問われることが多いので、前職での経験が重要視されます。
経営コンサルタント
経営者に様々なアドバイスをする経営コンサルタントは、高度な情報処理が必要になったり、学歴をブランドとして利用することから、大卒以上の人を求めることが多いです。
大卒の中でも高学歴の人が応募するケースが多いので、高卒の人が応募するのは難しい職種といえそうです。
まとめ
高度な専門知識や情報処理などが必要とされる求人以外においては、ほとんどの求人に高卒の人が応募できるようになってきています。
転職活動においては、学歴をそれほど気にする必要はない時代になったといえるのかもしれません。