年齢別の許される転職可能回数
最終更新日:2017年7月24日
転職者にはジョブホッパーと呼ばれる、何度も転職を繰り返してしまう人がいます。
そういった人には、採用担当者も良い評価をしない傾向にありますが、いったい何社位の転職数なら許されるのでしょうか?
年齢別の許される転職回数についてみてみましょう。
20代前半の転職可能回数は1回まで
20歳前半の内に転職する場合、以前までは早期退職者として企業からは評価が低くなりがちでしたが、今ではそういった若い転職者が歓迎される傾向にあります。
若いという事で次の職場になじみやすかったり、仕事を覚えるのが早いという事が評価されるようになったからです。
また、1度退職をする事になるので、次こそは長く勤めようという決意を持って働いてくれるという企業側の読みもあります。
つまり、20代前半の人は1回の転職であれば、次の職を見つけるのはそれほど難しくはないでしょう。
しかし、2度になると、企業が考えていた長く働いて貰えるという期待が消えてしまう事になるので、また短期で転職するのではないかと疑われてしまいます。
なるべく、20代前半では転職を繰り返さないようにしたいです。
20代後半の転職回数の理想は1度だが、2度、3度も理由によってはOK
20代後半は転職市場で最も需要の多い年齢になります。
年齢的にも即戦力で活躍出来るようになっている人も多く、転職先でも直ぐに働き出せるので企業の採用意欲は高いのです。
しかし、転職回数が多いのはやはり採用担当者も気にするところです。
1度目の転職であれば、直ぐに来て欲しいと言われる場合でも、2度、3度と転職していると退職理由や転職理由が納得のいくものでなければなりません。
多くの人が転職理由に、キャリアアップと答えるのですが、1度の転職であれば、それも納得できます。
しかし、20代の間に2度3度転職していると、ある程度の期間企業に定着してキャリアを積んだ方がキャリアップになるので、理由を疑われてしまうことでしょう。
特に3度目となると、どうしても転職せざるをえない理由が必要になります。
- 親の面倒が見れるように実家の近くに転職する
- どうしもやりたい仕事があったと、まったくの未経験職に転職する
- 地方に魅力を感じて転職する
- 地方では不憫なので、都心部に転職する
こういった理由であれば、なんとか3度の転職でも採用担当者は納得してくれるかもしれません。
転職回数が多ければ多いほど、自己都合による転職理由は低評価になる傾向にあるので、気をつけるようにしましょう。
30代以降の最高転職回数は4度と言われている
30代以降、つまり転職回数の最高回数は4度といわれています。
4度が限度といっても、4度目の転職活動が必ずしも上手くいくとは限らないと考えておいた方が良いでしょう。
退職理由、転職理由どちらも採用担当者が納得する物でなければ、4度も転職していては採用されるのは難しいのが実情です。
上記した様なやむを得ない理由で転職する場合や、かなりの実績を残している人でどこにいっても活躍出来るような人であれば企業側も納得してくれることでしょう。
ただし、職種によっては転職回数が多いのが普通という場合もあり、そういった職種では必ずしも4度が限度とは限らない場合もあります。
まとめ
以前であれば、転職はまったくしないのが良いとされていましたが、今はそういう時代では無くなりました。
1度や2度転職するのは普通です。
しかし、あまりにも転職回数が多いのはイメージとしてはやはり良くありません。
出来るだけ長く勤める努力をしつつ、転職に備えて自らの技術や実績を高めておく必要があるでしょう。