履歴書や職務経歴書で自己PRを効果的に行う方法
最終更新日:2018年1月12日
新卒者であれば、やる気や元気を見せているだけでも将来に期待されて採用されることがあるかもしれません。
しかし、転職者は社会人経験があることから、新卒者と同じようなアピールをしているようでは、仕事で何も学ばなかったのではないかと思われることでしょう。
転職者が効果的に自己PRをする方法について解説してきます。
よい自己PRには、定量性、具体例、客観性が必要
履歴書や職務経歴書の自己PR欄を見ていると、長々と前職で経験したことを書いている人がいますが、いまいち説得力がないということがよくあります。
そういった人の文章の特徴は、話が曖昧で抽象的な話が続いていることが多いのです。
デザイナーの転職者で例を上げると、
イラストレーターやフォトショップを使いゲームキャラクターのデザインを担当していました。
たくさんのキャラクターのデザインに関われ、デザイン能力が向上しました。
といったようなアピールでは、デザインに必要なソフトウェアーであるイラストレーターやフォトショップが使えるということは伝わります。
しかし、どれくらいのレベルで使えるのか、一からキャラクターデザインを任されていたのか、どれくらいデザイン能力が向上したのかが伝わらずアピールとしては非常に弱くなります。
これをもっと具体的に伝えるには、
ゲームキャラクターのデザインを担当していました。
最近のプロジェクトでは、キャラクターのコンセプトやイメージ構想の段階から携わり、オリジナルのキャラクターを半年間で約20体ほど制作しました。
キャラクターデザインには、イラストレーターやフォトショップを使っていましたが、業務経験を得て2D、3Dのどちらでも最終商品として出せるキャラクターデザイン能力が身につきました。
デザインの企画段階から最終商品作成まで、製作業務全般を担当できるデザイナーになれたと思います。
デザイナーのPRの場合は、これらにプラスして作品を提出する事で具体性が増しますが、文章で伝える場合は、数字で説明したり、納期期間を明確にしたり、曖昧表現をより具体的に説明することで、説得力が向上します。
5W1H(だれが、いつ、どこで、何を、なぜ、どのように)といった事を明確にして説明すると具体的な文章になりやすいです。
文章表現はチェックしてもらうと、説得力がグンと上がる
文章作成に携わっていない人にとっては、転職活動で急に説得力のある文章を作らなければならなくなっても難しいことが多いでしょう。
そういった場合は、誰かに一度作成した履歴書や職務経歴書をチェックしてもらうことで、客観性を文章に取り入れることができます。
最もよい方法としては、ハローワークや人材紹介会社で、履歴書や職務経歴書の添削が行われているので、チェックしてもらうと様々なアドバイスももらうことができます。
1人で、作成して完璧と思っていても、人が見るとわかりにくかったり、間違った表現が見つかったりすることは多いので、一度は他人にみてもらうようにしましょう。
まとめ
今回は主に文章作成に関して説明しましたが、面接においても同じことがいえます。
面接に関しても、他人から指摘してもらうことで、客観性や説得力を高めることができるので模擬面接に参加するなどして、チェックしてもらうとよいでしょう。