退職日に返却すべきもの、受け取るべきものとは?
最終更新日:2017年7月24日
会社勤めを何年かしていると、会社のロッカーの鍵や資料を保存したCDなどが自宅にあったりします。
基本的に会社で受け取ったものは、会社の保有物ですのでちゃんと返却しなければなりません。
また、退職後には社会保険の手続きが必要なのですが、その際に必要な書類を会社から受け取らなければなりません。
退職の際に返却すべきもの、受け取るべきものについてみていきましょう。
会社の物品を返却するのはいつ?
退職までの引き継ぎを行う際にはまだ会社に勤めている状態ですので、仕事に必要な物品に関しては返却をすることができません。
ですので、返却を行うのは基本的に退職日当日、あるいは数日前に行う事になり非常に忙しい時に行わなければなりません。
事前に返却すべきものについては整理をしておき、どこに返却をすべきかを確認しておくべきでしょう。
必ずしも自分の所属する部署に返却するものばかりではなく、他部署に返却しなければならないものも多いので、適切な場所に返却するようにしましょう。
引き継いだ人が仕事に必要な物品がなくて、「あれはどこですか」とメールされるようでは迷惑がかかるので、きっちり返却作業を行っておかなければなりません。
会社に返却すべきもの
- 健康保険被保険者証
- 社員証、名刺
- 制服、作業着、社員バッジ
- 備品、文房具、CD、DVD
- パソコン、タブレット、スマートフォン、
- 机、着替えのロッカーなどの鍵
- 資料、本、印刷物
- 通勤定期券、回数券
- その他、会社が経費で購入したもの
パソコンやタブレットなど大きなものに関してはきっちり返却をしている人が多いのですが、定期券や文房具などは問題にならないだろうとそのまま家で使っている人もいます。
しかし、思わぬ形で返却していない事が発覚して問題になる可能性もありますし、もし問題にまではならなくても、気づいた人に「そういう人なのだなぁ」と思われるのはやはりよくありません。
転職先で気持ちよく仕事をする為にも、「飛ぶ鳥後を濁さず」という思いできっちり返すべきものは返却しておきましょう。
会社から受け取るもの
「退職後の社会保険手続き 」でもいくつか取り上げましたが、退職後の社会保険手続きの際に必要な証明書や書類があるので、退職する際に受け取っておく必要があります。
ここで紹介しておきますので、退職日に受け取れるように手続きをしっかり行っておきましょう。
- 雇用保険被保険者証
- 健康保険資格喪失証明書
- 離職票(退職日に受け取れる場合と、後日郵送されてくる場合がある)
- 源泉徴収票
- 年金手帳(会社に預けている場合)
詳しくは会社の総務部や事務所で確認できるはずので、退職日前に確認してきっちり受け取るようにしましょう。
いつでも連絡が取れるように連絡先を教えておきましょう
どれだけしっかり返すものを返却して、受け取るものを受け取ったと思っていても、いざ退職してみてから忘れているものがあったということがあります。
そういった際に、連絡が取れるように、いつでも連絡が取れる連絡先を会社や引き継いだ人に教えておくようにしましょう。
転職を機に引っ越しをして固定電話や携帯を解約したといった場合は、新しい番号が分かった段階で会社に伝えておくようにしたいです。
引き継ぎが上手くいかずに引き継いだ人が確認したいというようなこともよくあるので、連絡先を伝えておくことは非常に重要です。
まとめ
退職するときにその人の人間性がよく表れるといわれます。
私の経験を振り返っても、きれいに退職する人はやはり仕事ができたり、尊敬できる人が多かったように思います。
皆さんもぜひ後を濁さずきれいに退職できるように、準備をすすめてみて下さい。