2015年は高卒の就職、転職環境が非常に良い

最終更新日:2017年10月2日

2015年は高卒の就職、転職環境が非常に良いのアイキャッチ画像皆さんが就職をした際には就職率や内定率はどれ位あったでしょうか?

今現在(2015年)は、高卒者の就職率は非常に高くなっているのです。

高卒者の就職率は転職にも影響が及ぶので、何が起こっているか解説していきます。

人材不足が深刻化

以下に示すのは、高卒の人の9月末時点の就職率なのですが、2015年(平成27年)に就職率や求人倍率が非常に良くなっているのが分かります。

2015年9月末時点高卒就職率は54.4%。求人倍率は1.59倍。

厚生労働省が調査

数年前までは、就職率が低い状態が続いていたのですが、急激に人材不足になって就職率が非常に高くなってきているのです。

震災による復興のための仕事や、オリンピックに向けた施設の建設、アベノミクスの景気回復による求人の増加などから人材が不足するようになってきました。

また、少子高齢化が進んできて、仕事を引退する人の方が、これから就職していく人たちよりも多い状態になってきており、これからますます人材不足は進んでいくと見込まれています。

しかし、日本の政策として、治安の悪化を懸念して労働力となる移民を受け入れる様な対策を行う予定は無いとされているので、若者の人材価値はうなぎ登りに上がってきているのです。

こういった事から高卒者の就職率もバブルの頃並に良い状態が続いているのです。

高卒転職者が増加中

高卒者の就職率が上昇するのに比例して、高卒者の転職者数も多くなってきています。

特に、リーマンショック後(2009年以後)の人材市場環境が悪かったときに就職した人たちの転職者が増加傾向にあります。

この時期に就職した人たちは、求人が少なく希望の仕事に就けなかった人も非常に多く出ていました。

そういった人たちが、今の人材市場環境の好転を利用して転職活動に踏み切り、理想の仕事に就こうと努力しています

もしかしたら、皆さんも同じ様な考えで転職活動をしているのかもしれません。

高卒転職者向けの求人情報も急激に増加しているので、チャンスは広がっているといえるでしょう。

また、求人数の増加と共に、高卒転職者への応募条件も低くなる傾向にあります。

十分な仕事経験が必要とされる求人は減る傾向にあり、経験年数が1〜3年であったり、未経験者の募集も増える傾向にあるので応募しやすい状態にあります。

この様に転職者にとっても良い環境が整ってきているので、ぜひ、今のチャンスを利用して、転職活動を成功させて欲しいと思います。

転職後の仕事で経験をどんどん積み企業に貢献しよう

これからもますます少子高齢化で人材不足が進んでいくわけで、就職活動や転職活動環境は良くなっていくと思われます。

しかし、それは、少ない若者が多い高齢者を支えていくという事でもあり、仕事で十分に活躍していく必要があるという事でもあります。

しっかり働いて、日本の企業の価値をより高めて、税金や健康保険、年金を支払い日本社会を支えていかなければなりません。

就職や転職をする事は容易になりつつありますが、一番重要なのは仕事をはじめてからといえるでしょう。

転職後には、高齢の人からどんどん知識を吸収して、自らも新しい発想で企業の発展を手伝う努力が必要になってくるはずです。

まとめ

高卒者が転職活動で求人が少なくて困るという事が以前はよくあったのですが、今は本当に状況が一変しました。

正直私も驚いている位なのですが、ぜひ良い企業に転職して仕事をバリバリこなしてほしいと思います。

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